当研究室では2002年から毎年ゼミ合宿として下田市を訪れています。2010年にゼミ合宿として下田市を訪れた際、深夜2時頃に学生が下田市の入田浜にてアカウミガメの稚ガメが海とは反対方向に位置する自動販売機の光に引き寄せられ、海に帰れず死んでいるのを発見しました。その後、大学で環境保全を学んでいる学生として、何かできることはないだろうかと考え、アカウミガメの生息地保全をテーマに、翌年2011年から勉強会を開催するようになりました。
下田市は、静岡県の東南部に位置し、伊豆半島の中では南部東側に位置しています。天城山系の南端から太平洋に至る豊かな自然に恵まれた都市です。
下田市の有する多々戸浜、入田浜、吉佐美大浜の海岸は、アカウミガメの上陸、産卵地となっています。
しかし、下田市のアカウミガメ保全に対する現状としては、砂浜において自動販売機の明かりや花火等がアカウミガメに悪影響を及ぼしている可能性が示唆されています。さらに、下田市で保全活動が行われていますが、保全のネットワークの形成が望まれると考えられます。
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